中国三江平原のいま!!

20世紀・新潟の記録の一つに三江平原開発協力があります。
その偉大なプロジェクトは現在も続き、新潟の人々が関わっています。

いよいよ三江平原龍頭橋ダムは建設の後半になってきた!!
そのうちの小さきひとコマです

2000年6月、新潟県で三江平原に関わったひと達が久しぶりに現地に向かった。/水田はなかの報告
団 長:奥村俊二氏・「三江平原視察団」一行12名。
       調査開始当時から故佐野藤三郎亀田郷理事長と共にぬかる三江平原で調査をおこなっていた人だ。
副団長:山本昭二氏
       亀田郷訪中懇話会会長。中国と数多くの交流を率先して行なっている方だ。
今回の現地入りには私をも含め、団員それぞれの思いが詰っていた。
長い間プロジェクトに貢献し、政府借款の決定を知る事なく亡くなった佐野藤三郎氏の7回忌でもあったのだ。
是非ともいまの三江平原・龍頭橋ダムの現状を遺影に見せたいという思いが団員たちにあった。
三江平原の経緯は新潟県日中友好協会のホームページで詳細に紹介されているのでご覧下さい。
                                        新潟県日中友好協会へ
 

出来ていたダム事務所前で奥村団長は遺影を手にして語りかけていた。   95年・取材した時の劉庁長
  この辺りは本当に何もなかった。右は劉家仁元水利庁長、山本副団長。

 1995年3月 故佐野藤三郎氏を記念する特番をテレビ新潟が制作した。
ハルビンへの入国には、ハバロフスク経由が必要であったころだ。
                     私はコーディネーターとしてカメラクルーを三江平原への中国取材に案内した。
                     凍てつく大地で彼らは驚き、カメラマンは当初「撮り様がないと」閉口した。
                     プロデュ‐サ‐もディレクターも既に氏の業績を調べていたので感動していた。
大地をじっと見ているうちに皆が感動したものだった。
そして素晴らしい番組『農民・佐野藤三郎』が出来た。
今回の旅にはその時の高岡デイレクターも参加した。


  
       写真は黒龍江省三江平原への道・撮影ロケに同行した山際憲治技術部長(現在)が撮ってくれた。(95年)


制作打合せ・ハルビンの水利庁にて(95)



やがて出来上がるダムは水を調整する役割の他、新しい観光施設として憩いの場となる想定だ。



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三江平原の一角にかつての「渤海国」も入る。渤海国の文化だ。
今から1300年前の渤海人は新潟にも来ていると日本書紀にも記録がある。
つかの間の「渤海国」を垣間見た。渤海人の末裔が実は大きな河川を頼って、
都を築き、今のいわゆる環日本海交流をしていたのだ。


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       ほんの少し『渤海国の夢』  水田はなかの三江平原つれづれ

奈良時代・初めての渤海国使が日本にやってきたと記録がある。
中国は長安・唐王朝の時代。渤海国の使者は積極的に日本に接近したがっていた。
奈良・平安の大和王朝は迷惑がっていたかもしれない。唐王朝に気兼ねがあるのだ。
しかし彼らは新潟にも来ていた。海を越える潮の流れにも関係したのだろう。
新潟から何を持ち帰ったのだろう?
一部の人たちは潮の流れが変わるまで、留まって生活もしていたのだから、
新潟の土産話は何だったのだろう?
言葉が通じないので、代わりとなるものが唄や踊りだったという。めいいっぱいの意思表示だ。
宴に登ったご馳走料理や踊りを空想すると実に夢があって楽しい。
佐渡おけさとか新潟甚句もそんな伝統を受け継いているに違いない。
思えば子供の頃、無心に踊っていた盆踊りはそんな魔力があったのではないだろうか?

渤海国は豊かな国だったようだ。毛皮はもちろんだが薬草や金属物資もあったという。
でも今の中国では「渤海国」は「中国にかつてあった一つの地方自治体だった」と位置付ける。
少数民族主体の国があったのではきっとプライドが許せないのだろう。
河川を求めて根拠地の一つを築いた辺りは、わたし達がいま交流をしている黒龍江省である。
中国も政治を離れてはやく文化交流としての「渤海国」を研究して欲しい。
きっとその時、日本と中国、新潟県と黒龍江省がもっと違った面を見せてくれるに違いない。

少しずつ時間を割いて、覗いてみたい世界である。
2001・2・27



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